釣り用語辞典(シ)

         
            
           
            
           

時合(じあい)

魚の活性(エサを食う勢い)が上がり、よく釣れる時間帯。
例:時合が来た!

地磯(じいそ)

沖ではなく陸行出来る波止のすぐ横の地磯もあれば、山越えが必要な地磯もある。

シェイキング

片手で竿のティップを振動させルアーを小刻みに動かしターゲットを誘う釣り方。イカメタルでは定番の誘い。

シェイド

筏・ケイソン・桟橋などで水中に出来た影

ジェット天秤(じぇっとてんびん)

投げ釣りで使う、プラスティックの水切りヘッドに鉛がついている天秤。抗が少ないので海底を引く時もリトリーブ時もスムーズに動く。赤い部分が魚にアピールしているかも知れない。

潮(しお)

1.潮流の事。
  例:潮が速い・潮が遅い
2.現時点の潮の上げ下げ状態
  例:今は上げ潮
3.月齢の潮の何処にあたるのか。
  例:今日は大潮

潮裏(しおうら)

の岩影のワンド波止の内港の付け根など、潮流が無いところ。

潮表(しおおもて)

波止で沖からの潮流が向かって来て当たる場所

潮上(しおかみ)

潮流が流れて来る方向。
逆:潮下

潮変わり(しおがわり)

上げ潮から下げ潮に変化する事またはその逆。
左図では「上げハナ」、「下げハナ」が潮変りポイント。

潮下(しおしも)

潮流が流れて行く方向。
逆:潮上

潮通し(しおとおし)

潮流の流れ。
例:潮通しが良い

潮止まり(しおどまり)

上げ潮下げ潮の変わり目で流れが止まった状態。
同:潮だるみ

潮回り(しおまわり)

繰り返す月齢のサイクルの中での該当日の位置と潮の大きさ。大潮中潮は潮回りが良く、長潮若潮は潮回りが悪いと言う。
例:今日は月齢14の大潮で潮回りが良い。

潮見表(しおみひょう)

潮汐表のこと。潮の満ち引きの大きさや万干潮の時刻ををカレンダーに書き込んだもの。釣りを計画する際の基本的な資料。

潮目(しおめ)

1.顕著な潮流が水面に現れているところ。
2.潮と潮がぶつかる境目が水面に現れているところ。

仕掛け(しかけ)

ハリから道糸とのつなぎ目までの、針・ハリスオモリサルカンなどで作った魚を釣る部分。代表的な仕掛けを以下に挙げると、
サビキフカセ全遊動移動ウキ片天秤・遠投カゴ・反転カゴ・投げ釣り吹き流しウキ流し同付き・ など・・
ルアー釣りではリグと言い、ジグヘッドリグフリーリグダウンショットリグキャロライナリグなどがあるがエサ釣りの仕掛け程複雑ではない。双方一応の基本はあるが場合に応じて自分でカスタマイズしてアジャストする。

ジギング

ウルトラライトジグ

メタルジグを使って海底(ボトム)からジグを動かしながら巻き上げて魚を食わせる釣法。フィールドの状況によってジグを変え対応する。ジギングは使うジグは大きさにによってジャンルが分かれ呼称もそれぞれある。
ジギング:100g~300g
ライトジギング:60g~150g
スーパーライトジギング:20g~60g
マイクロジギング:1g~20g
ウルトラライトジギング:5g~15g
※上記に明確な規定はない。
ジグの重量に適合したタックルで臨む。この中でスーパーライトジギング以下がショアからのキャストでも可能なジギングになる。アクションの組み立てはピッチとジャークで、基本は「ワンピッチジャーク」と言われる1回の「しゃくり」でリールを1回転させる動作でジャークの後のフォールでジグはダートする。さらにこれの応用で「ハイピッチショートジャーク」「スローピッチロングジャーク」「1/2ピッチ1ジャーク」などアクションは様々でアングラーは色んな「ピッチ&ジャーク」を繰り出して魚を誘いバイトさせる。テクニックの数と状況判断が釣果を左右する。船からのバーチカルなジギングはかなりキツイ釣りなので練習も必要かも。

ジグ

ノーマル

メタルジグのこと。金属(鉛かタングステン)で出来たルアー
大きさで分類
 ・ジグ(100~300)
 ・ライトジグ(60g~150g)
 ・マイクロジグ(10から20g)
形状で分類
 ・ショートタイプ
 ・ロングタイプ
 ・左右非対称タイプ
 ・スロータイプ
 ・フラット形状:平べったい形状
ウェイトバランスで分類
 ・フロントバランス
 ・センターバランス
 ・リアバランス
素材で分類
 ・鉛
 ・タングステン
 ・その他(鉄やアルミ)
色は大きく分けると
 ・ノーマルカラー:ベイトに近い色
 ・アピールカラー:派手な色
以下は+効果要素
 ・グロー:蓄光
 ・ケイムラ:紫外線変色

ジグ単(じぐたん)

「ジグヘッド単体」の省略でジグヘッドリグのこと。ジグヘッドを使ったリグで手前にシンカーを入れずジグヘッドのみで沈ませ泳がせる。仕掛けが軽くなるのでアクションは付けやすいが風に弱く遠投しにくい。

ジグヘッド

ワーム付けを泳がせるためののパーツ。根元にオモリが付いた針でオモリの部分の形状でラウンドヘッド・バレットヘッド・デルタヘッド・アーキーヘッドの種類がある。頭部にあるアイ(輪)にじか結びかスナップなどで接続する。小さいジグヘッドはワームを刺してアジングメバリングで、大きなジグヘッドには大型のベイト型ワームを刺してスイミングワインドで大型魚を狙う。色んなワームの活用を考えれば必要不可欠なパーツと言える。

ジグヘッドリグ

ジグヘッド単体」とも呼ばれる。ジグヘッドの手前にシンカーを入れずにジグヘッドのみで沈ませ泳がせる。仕掛けが軽くなるのでアクションは付けやすいが風に弱く遠投しにくい。

時化(しけ)

海で風が強く波が高い状態。海上の波が3mを超えたら「時化」と言って良く釣りは諦めざるを得ない。ショアでは風裏を探せば釣りが出来る場所が見つかる事もあるが、オフショアはまず全滅。危険を冒して行っても釣りにならない。

シズ

ガン玉・カミツブシのこと.

沈み瀬

沖根(おきね)のこと。沈み根とも言う。釣り場から見て沖にある岩礁。邪魔になる事もあれば、好ポイントになる事もある。

沈め釣り

わざとウキを水中に沈め穂先道糸の張具合でアタリを取る。深いが探れるので効果的。
関:全遊動

GT

Giant Trevally(ジャイアントトレバリー)の略浪人(ろうにん)アジのこと。南海で釣れる大物。

下栓(したせん)

振出竿の一番下に着けてあるキャップ。
同:バットエンドキャップ

仕立てる(したてる)

船を貸切ること。定員を越えなければ何人でも値段は一緒。友人・知人だけで行く時はこれがいい。

下巻き(したまき)

下巻き3号 ライン0.6号

リールに新しい道糸を巻く時、巻いた面の高さ合わせる為に、古い糸や安い糸などを巻いて底上げをすること。

シーバス

鱸(すずき)のこと。ルアーフィッシングの代表的なターゲット。汽水域を好み防波堤ベイエリア地磯などのショア、または船から沿岸を狙うインショアで愛好家が多い。釣り方は多くはルアー釣りで、その時捕食しているエサによってベイトパーンがありそれぞれに応じたプラグワームを用いる。

渋い(しぶい)

魚が釣れない様子。
例:今日は渋い

仕舞寸法

竿をたたんだ時の長さ。仕舞とは竿袋に竿を仕舞う事で「延べ竿」でも「並継竿」でも仕舞う状態の長さを言う。仕舞寸法は自分のロッドケースに入るか?や、釣り場までの持ち運びをどうするか?という点で必ず確認しておく必要がある。

締める(しめる)

生かしていた魚を持ち帰る時鮮度を保つための処理を行うこと。
大きい魚の締め方
 1.頭を手カセで刺し口を開けさせる。
 2.エラをナイフやハサミで切って血を出す。
 3.神経棒を使って神経締めをする。
小さい魚の場合は氷締め
アジや小型魚の場合は氷と海水を混ぜたものに入れて低温で締める。

締め込む(しめこむ)

フッキングした魚が走り、竿を曲げドラグを逆回転させること。

シモリ

1.糸を中に通す穴が付いた玉型のパーツ。
  ウキ止め用のシモリやシモリウキに大別される。
2.海中の岩礁(隠れ岩や沈み瀬)

ジャーク(ジャーキング)

リールを巻く時にロッドをしゃくってルアーを動かす動作。
ワンピッチジャーク
・スロージャーク
ショートピッチジャーク
・ロングジャーク など
リールを巻く動作(ピッチ)と組み合わせると様々なジャーキングがあり、状況に合わせて使い分ける。

ジャガジャガ巻き

ロッドを小さく上下に動かしながらリールは高速で巻く。
リールを下に巻き込む時にロッドを持ち上げる。

尺(しゃく)

アジングメバリング・キス釣りや渓流で使われる大物の形容。
1尺=約30.3cm

シャクリ(しゃくる)

竿を上に動かして仕掛けを持ち上げること。
1.ルアーやエサを動かしアクションを付ける。
2.撒き餌カゴから振り出す。

シャッド

シャッド・クランク・ミノー

シャッドはある小魚の固有名詞だが、それが由来で名前が付いた小魚を模したプラグの事で小型のミノークランクより細身でミノーより短いプラグ。リップが付いていて潜る。左図の一番上がシャッド。

シャッドテール

ラッパの様な形をしたテイルを持ったワームリトリーブすると左右に振動する。ベイト型のワームはほとんどがシャッドテール。

ジャミ

1.マダイの稚魚のこと。
2.小魚(雑魚)のこと。

シャロー

浅い(棚)。水面直下より深く中層より浅いレンジ(棚)。

シャロースプール

リールの溝が浅いスプールのこと。
溝が浅いとキャスト時の負荷が減り糸抜けが良くなり効率が良くなる。一方、糸巻き量が少なくなるので細いPEラインを前提として設計されている。

シャンク

釣り針の軸の部分

集魚剤

アミオキアミと混ぜて使う集魚効果のある配合エサ
麦・ヌカ・おから・牡蠣殻・サナギ粉・砂・その他などを粉砕して粉状にしたもの。商品によって色や比重や粘りが異なり狙う魚によって使い分ける。

出世魚(しゅっせうお)

成長の大きさに連れて呼称が変わる魚
ボラの場合 イナ→ボラ→トド
スズキの場合 セイゴ→フッコ・ハネ→スズキ
ブリは地方により呼称が変化する(cmは省略)
関東 ワカシ(40)→イナダ(50)→ワラサ(60)→ブリ(80以上)
関西 スバス(40)→ハマチ(50)→メジロ(60)→ブリ(80以上)
九州 ヤズ (40)→ ヤズ(50)→ハマチ(60)→ブリ(80以上)

シュリンプ

by amazon ダイワ SILVER WOLF URBAN SHRIMP

小エビまたは小エビに似せたワーム

ショア

1.海岸・波止
2.海岸・磯・波止、で行う釣りのこと。
反:オフショア

ジョイントベイト

by amazon シマノ ルアー バンタム Btベイト 99SS ZR-599T

数カ所のジョイント(関節)を設けて動かし水中でリアルな動きをするように作られたルアー。

ショートバイト

ルアー釣りで、アタリがあっても釣れない(針掛りしない)こと。原因は色々あるのでサイズやカラーのローテーションをしたりアクションを変えたりしてアジャストして行きバイトに結び付けたいところ。

ショートピッチジャーク

1.エギングで使うテクニック。
  小さいピッチでのジャーク餌木を左右にダートさせる。
  手首でしゃくった後はロッドを戻す。
2.ジギングでの小さいピッチでのジャーク。
  ・リールも半回転やクォーター回転でジャークを入れる。
  ・2回ジャークする内の1回にピッチを入れる。 など

ショックリーダー

単にリーダーとも呼ばれる。ラインの先端に数メートルをFGノットなどで結束して使用する。透明でPEラインよりも根ずれに強く若干の伸びもあるため合わせた時のショックを和らげる。フロロカーボン製が多いが、伸びやすいナイロン製も有る。

常夜灯

漁港などにある一晩中明かりを付けている設備。光に魚が集まるので夜釣りのポイントになる。

シリコンスプレー

PEラインメンテナンスの時に吹きかける。ラインの固着がなくなりスムーズにラインが出る。フッ素配合スプレーは高額なのでこちらを使う人が増えている。

自立ウキ

ウキの下にオモリが内蔵されていて自立する棒ウキ。仕掛けの下部にオモリを入れないフカセ釣りで遠くまで流したい時に使用する。

シンカー

ルアー釣りで使用するオモリのこと。
バレットシンカースプリットシンカー
ダウンショットシンカー、ガン玉
ネイルシンカージグヘッド など

シンキングペンシル

シンキングミノー

シンキングルアー

ミノーペンシルで沈むタイプを言う。自ら比重が重く沈むタイプとリップの作用で沈むタイプがある。リップで沈むタイプは止めたらサスペンドする物と浮く物とがある。
・シンキングペンシル:引かないと沈む
・シンキングミノー:止めても沈む

シングルフック

1.ルアーアシストフックが1箇所に1本であること。
  フロントとリアに1本ずつ付けても双方シングルフック
2.アイ(糸を結ぶ輪)付きの1本針のこと。
  関:トリプルフック(アイ付きの三又針)

シンカーストッパー

フリーリグテキサスリグシンカーの上にセットするオモリのずれを防止するゴム。オモリを止めるので「ペグ」とも言われる。

神経締め(しんけいじめ)

細い針金状の神経棒を魚の骨髄に差し込んで魚を締めること。頭刺し→血抜き→神経締め の順番で行う。鯛は上手な人は鼻から刺して神経に入れる。無理な人は尻尾を切って後ろ刺しが簡単。

新子(しんこ)

新子イカ

その年に生まれた魚やイカ。
同:当歳魚
例:新子イカ 

人工漁礁(じんこうぎょしょう)

海底に廃船やケーソンなどを沈めて魚が居つきやすくしたもの。

ジンタン

ガン玉の小粒の物。針のちもとのすぐ上などに打って餌の沈下スピードの調整やアタリを出しやすくする為に使用する。