釣り用語辞典(ス)

ボラやコイ釣りの仕掛け。５～６本の針が束上に付いていてダンゴの周辺に埋め込むように仕込む。魚がダンゴを吸い込むように食べると口に針が引っかかるという仕掛け。

浮かすためではなく潮に同調して流すために使用する浮力が０以下の玉ウキ形状のパーツ。

プロップベイトのこと。プロペラが付いているトッププラグ。プロペラが水を切る音が波動を産み魚にアピールする。

ヨリモドシやサルカンとも言われる。糸と糸を繋いだり、仕掛けと道糸との接続に使用する。リーダーとルアーやアシストフックを接続する時はより捻じれに強いベアリングスイベルを使用する。

スイムベイトやスイミングジグヘッドにワームをさしたルアーを一定の速度でリトリーブし水中を泳がせるテクニックのこと。基本はただ巻きだがジャークやトゥイッチでアクションを付ける事もある。

魚の様な形をしたスイミングさせるためのジグヘッド。ワームを刺して一定の速度でリトリーブし中層を泳がせるスイミングに使われる。また、ボトムワインドでもこのジグヘッドが使われ、こちらの方はボトム付近で、たるませながらのジャークをくりかえす事でルアーがダートする。

魚を模したルアーでソフトな素材を用いて作られている。シンカー(ジグヘッド)が内蔵されたスイミングに使うソフトベイト系のルアー。フックは背や腹のシングルフックの他にテールのトリプルフックやマグネットに付くダブルフックもある。

優しく合わせること。ハリスやリーダーが細い場合や、アジ釣りやイカ釣りの時に行う竿をゆっくり煽って合わせるフッキング法。アジやイカは強く合わせると身切れしてしまうのでスウィープに合わせる。

ゴムやラバーの細い紐が束になったもの。タイラバのスカートやバスのラバージグで使われる。

魚を活かして入れておく道具でビク・イケスとも言う。ロープで繋いで海面から海中へ吊り下げる物が主流。曲げたら小さく折りたためる物が収納時は便利。

シーバスの和名。ルアーフィッシングの代表的なターゲット。汽水域を好み防波堤やベイエリアや地磯などのショア、または船から沿岸を狙うインショアで愛好家が多い。多くはルアー釣りで、その時捕食しているエサによってベイトパーンがありそれぞれに応じたプラグやワームを用いる。

釣り船の中で、釣った数が一番少なかった人の事を言う。釣果の状況などで表示される○○～○○の左側に当たる人で数字は釣った数を表す。
例：竿頭は５枚、スソは１枚

ベイトリールのドラグを調整する星形のリング。ハンドルのすぐ横にあり正面に持って奥に回すとドラグが締まり、手前に回すとドラグが緩む

ルアーをその場に停止しておくこと。

古い波止などで基礎として沈められた大小の石のこと。

オモリが根掛してもオモリだけを切って捨てる為にわざと細い糸で繋いだオモリのこと。大物の泳がせ釣りの仕掛けは大きなハリスを使うがオモリは細い糸で繋ぐ。

オモリが根掛してもオモリだけを切って捨てる為にわざと細い糸でオモリを繋ぐ。この糸のこと。

リトリーブのスピードの事で普通リトリーブの事を言う。
・ファストリトリーブ：早巻き
●ステディーリトリーブ：普通巻き
・スローリトリーブ：遅巻き
・デッドスローリトリーブ：超遅巻き

日本ではケーソンや橋やテトラなどの構造物(障害物)の事を言う。ＵＳではフィールドの構造やボトムの変化のことで、傾斜による岸と沖との水深の変化や、砂・泥・礫・岩と言った地質の変化の事を言う。

本来「戦略」と言う意味。釣りの場合、ストラテジー ＞ アプローチ ＞ メソッドの関係となり、最も根幹の戦略の事を言う。具体的にはどの場所のどの潮をどのメソッドで釣るかといった戦略のことになる。

スカリに入らない魚を繋いでおく紐(ワイヤー)とスナップ。

ミミズや虫を模したワーム。細長い形状でそのまま真っ直ぐ胴の変化が無いもの。主にワッキーリグやネコリグ使用され、中央にフッキングして誘うとフニャフニャと本物らしい動きをする。

投げ釣りのテンビンの先の寄り糸をいう。簡単に自作できる。もつれを防ぐ為や針の交換をしやすくする為に使用する。

ルアーのアイに掛けはずしができる様になっている留め金付きの金属パーツ。

スナップとスイベル(サルカン)が一緒になったもの。
別のスイベルやリングと接続したりオモリを下げたりする。

スパイクの付いたオモリ。流れがあるところでは仕掛けが転がってもつれてしまう事があるのでスパイクオモリやこれと一体化したテンビンを用いて流れの中で仕掛けを安定させる。

撒き餌ヒシャクや竿を落とさない様にバッカンやクーラーに固定しておくスパイラルのスプリングゴム。

メタルジグが円を描くように動かし引き上げるジャーク。その様に動きをするジグを使う。実際には完全なスパイラルにはなり様が無くランダムなダートに近い。

メタルジグを円を描くように動かしながら沈下させること。その様な動きをするジグを使う。実際には完全なスパイラルにはなり様が無くランダムなフォールに近い。

テーパーはルアー竿の曲がり調子のこと。
スーパースローテーパーは最も胴調子。
・エクストラファスト　
・ファスト
・レギュラーファスト
・レギュラー
・レギュラースロー
・スロー
●スーパースロー
※レギュラーをモデラートと言う場合もある。

20ｇ～60ｇのジグを使用するジギング。略してＳＬＧとも言われる。この重さのジグからショアでキャストしてのジギングが可能になり愛好家も多い。この場合ロッドは適正ルアーウェイトの範囲で選択しラインやリーダーは投げても切れない物を選択する。根掛りしやすいので岩場では着底後ボトムを避け中層を引き上げる。船釣りでも食っているベイトが小さい場合には有効になる。ただ水深が深く流れがある場合は軽いジグでは着底しないのでタングステンを用いる。

船の後方に付ける三角帆のこと。船を一定の場所かつ一定の向きに保つ為にスクリューやアンカーと併せて用いられる。

渓流や河川などで用いる金属製のルアーで、金属の中心軸に、ラインアイ・ブレード・ビーズ・ウエイト・ビーズ・フックアイ・フックの構成になっている。ブレードが回転する程度のただ巻きでリトリーブする。

ワイヤーアームの一方にラバージグもう片方にブレードがセットされたルアーでバス釣りに用いられる。ブレードが回転する程度のただ巻きでリトリーブする。引くとラバージグのシンカーが下でブレードが上を泳ぐ。

竿の下側に装着しスプールは固定で回りのベールを回転させる仕組みのリールで釣りで最も多く使用される。レバーブレーキが付いた物もある。大きさは番手(例：３０００番）で表す。糸巻き量はスプールの大きさと溝の深さで決まる。魚が引いた時に反転して一定のテンションを保つドラグ機構が重要で良いリール程ドラグがスムーズに回転する。

スピニングリール用のロッド。バットのガイドの位置が高くグリップにトリガーが無い。リールは下向けに着けラインは下を通る設計になっている。

ポッパーなどのルアーを引いた時に水面に出来る水しぶきのこと。

単にスプリットとも言う。ジグヘッドの上にスプリットシンカーを付けたリグ。オモリが重たくなる分飛距離がアップし、シンカーを入れる事によりジグヘッド単体では出来ない横向きの自然なアクションを生みだす。上のシンカーの位置や大きさはその時のアングラーの判断。ガン玉を使う場合もある。

スプリットショットリグに使われる固定シンカー。両端をゴム管で止める物や亀裂を閉じて止める物がある。

ベアリングスイベルにルアーやフックをつけるためのリング状の金属パーツ。スプリットオープナーを使って開き他のパーツと連結する。規格単位はポンド(lb)でこれは破損限界荷重を表す

スプリットリングを開くための道具。縦爪(図の上部)と横爪(図の下部)がある。よく販売されているのは横爪だが、開き易さでは縦爪に分がある。ただ縦爪は小型のスプリッドリングでは使いにくい。ジグやフックの交換は茶飯事なので使い慣れておきたいところ。また使いやすい物を所有しておく事も重要。

先端がスプリットオープナーになっているプライヤー。スプリットリングを開く目的と魚に掛かった針を外す目的を兼ねて使用する。

リールで糸を巻く部分のこと。スプールの要素は口径とスプール幅と溝の深さで、糸巻き量はこの要素で決まる。ハンドル１回転当たりの巻き取り量は下巻きを考慮したうえで計算(スプールの円周×ギヤ比)する。スプール幅はスピニングリールではある程度広い方が糸の出がよく、ベイトリールでは細すぎるとサミングしにくい。また、替えスプールを持てば複数種類の道糸を使い分ける事も出来る

スプーンの先の様な型をした金属性ルアー。殆どが３ｇ以下で形状はブレードと一緒で、「コロラド・リーフ・ウィローリーフ・ティアドロップ」と言った型がある。バスやトラウトで使われる。

１．オモリと針の単純な仕掛けを、
　　複数本置き竿にして撒き餌をして
　　アタリ待ちをする釣法。(関東)
２．船からアミカゴ・片テンビンに枝針を出して
　　潮に乗せて釣る釣法。(九州)
　　同：吹き流し

堤防や岩場で黒くなっているところ。イカを釣った痕跡。

水上・水中での道糸のたるみの事。釣りではまずスラッグを取るのが基本。スラッグをそのままにしておくとアタリも出にくいしアワセも効きにくい。

仕掛けを着底させそのまま海底を引っ張ること。根魚やフラットフィッシュで有効。
同：ボトムクロール

ハリが魚を口以外の部位に掛かった状態のこと。尻尾の近くにかかり魚が向こうを向くと上げる時に異常に重くなる。

戻りのない針。簡単に針が外れる。ヘラや管理釣り場で魚のリリースを前提とした場所ではスレ針を使用する。
同：バーブレス

魚が餌や仕掛けに慣れて警戒し釣れにくくなった状態になること。

大きめのジャークを用い、ピッチ・ハーフピッチ・クォーターピッチを使い分けるジギング。通常のジギングよりジャークの間隔が長く、しゃくった竿の反発力でジグを動かす。この時に使用するジグは薄く平ための物が相性が良い。ジギングの引き出しの一つとして使うと全魚種に有効。

シンキングペンシルやシンキングミノーなどのシンキングルアーで沈む速度が遅い物を言う。沈む速度はルアーの(マイナス)浮力やリップの角度と大きさで決まる。
反：ファストシンキング

竿やリールの動作を停止しルアーを静止させてゆっくり沈ませるルアクションのこと。ジャークでしゃくり上げた後にアクションを止めてルアーをゆっくり落とすこと。テンションホールやカーブホールもこれに当たる。殆どのルアー釣りではこのスローダウンの時にバイトがある事から重要な間となる。特にエギングやアジング・メバリングではバイトを察知する為の集中が必要とされる間(数秒間)になる。

テーパーは竿の曲がり調子のこと。
スローテーパーは胴調子。
・エクストラファスト　
・ファスト
・レギュラーファスト
・レギュラー
・レギュラースロー
●スロー
・スーパースロー
※レギュラーをモデラートと言う場合もある。

リールのリトリーブ速度の一つ。
ゆっくり巻いてリトリーブすること。
・ファーストリトリーブ：速巻き。
・ステディートリーブ：普通巻き。
●スローリトリーブ：ゆっくり巻き。
・デッドスローリトリーブ：超ゆっくり巻き。