釣り用語辞典(フ)

         
            
           
            
           

ファストシンキング

シンキングペンシルやシンキングミノーなどのシンキングルアーで沈む速度が速い物を言う。沈む速度はルアーの比重やリップの角度と大きさで決まる。
反:スローシンキング

ファストテーパー

テーパーは調子のこと。先の方から曲がる先調子のことを言う
・エクストラファスト
●ファスト
・レギュラーファスト
・レギュラー
・レギュラースロー
・スロー
・スーパースロー

ファストリトリーブ

リトリーブのスピードの事で速いリトリーブの事を言う。
●ファストリトリーブ:早巻き
・ステディーリトリーブ:普通巻き
・スローリトリーブ:遅巻き
・デッドスローリトリーブ:超遅巻き

ファストリーリング → ファストリトリーブ

フィッシュイーター

ベイト(小魚)を捕食する肉食魚。泳がせ釣りや、ルアーフィッシングの対象になる。

フィッシュグリップ

魚の口(下アゴ)にひっかけて魚を持ち上げる道具。針を外したりイケマに移動したり写真を撮る時などに使用する。大きい魚は必ずこれを使って針抜きなどの作業をしないと魚が暴れて怪我の原因になる。

フィート

長さの単位(1フィート=30.48cm)。ルアー竿の長さはこの単位を用いる。例:65ならば6.5フィートで2.01m 65が2m前後の目安

フィネス

繊細な釣りの事を言う。代表的なのは「アジング」や「メバリング」で、ともに細いラインとリーダーを使い細い竿で釣る。またキャストするオモリが5g程度までの釣りは魚種を問わずフィネスに相当する。

フィールド

磯・波止・沖・川 すべての釣り場のこと。

フィールドテスター

釣り具メーカーが開発した製品を、実際のフールドで使って性能の評価などや商品コメントをする人のこと。

フェザーリング

スピニングリールでキャストする時やした後、スプールを指で軽く押さえ、出て行く糸を調整すること。多くは着水前にフェザーリングして糸ふけを余計に出さない様にする。また、「フカセ釣り」で潮に流す時は糸を張る為にフェザーリングして出てゆく糸を調整する。

フォーセップ

鉗子(かんし)のこと。本来は医療機器。手元に留め金が付いていて外れない様になっており、チューブや血管を閉塞するのに用いられている。釣りでは針外しに丁度良いので利用されている。

フォール

ルアーが沈んで行くこと。
・フリーフォール:着底まで糸を送り出し真下に落とす。
・テンションフォール:キャスト後にスラッグを取って落とす。
・カーブフォール:キャスト後にリトリーブしながら落とす。

フォールアクション

ジャーキングで上に上がったルアーの沈む時のアクション。魚の殆どがフォールで食うので、すべてのルアーで重要なアクション。ルアーの形状とジャークの大きさでフォールアクションが変化する。
例)・横にスライドする動き。
  ・ひらひらと回転するような動き。
  ・ルアー自体が縦回転する動き。
  ・動作を止めゆっくり沈む動き。

フカセ釣り

本来は餌を水中に漂わせる釣り方という意味。
オモリは無しかガン玉程にして自然に仕掛け沈める釣りで、磯や波止の固定ウキ仕掛けや全遊動・半遊動仕掛けを使った釣り方。カゴを使ってなければフカセと言う場合もあるし、カゴから先のハリスが長ければその部分はフカセと言う事もある。

吹き流し

天秤+アミカゴ+枝針の仕掛けを潮に流して底から中上層まで広く狙う釣法。撒き餌と付け餌は地方によって異なるが一般的にはオキアミ。ターゲットは主に大型アジやイサキ。

ブクブク

by ダイワ ジェットエアーアルファ D ホワイト

エサや魚を生かしておくために空気を送るエアーポンプ。

フケ

「糸ふけ」の略称。「スラッグ」とも言う。水上・水中での道糸のたるみのこと。

房掛け(ふさがけ)

青虫やオキアミなどを針に刺す時に複数匹を房にして掛けること。
大物狙いの時にはこの房掛けをする事が多い。

フッキング

針を掛けること。アタリが出た時に竿を煽ったりリールを巻いたりしてハリを掛ける事。あるいは魚の口に針が掛かること。

フック

ルアー釣りで言う「釣り針」のこと。
(種類)
1.シングルフック
2.ダブルフック
3.トリプルフック
4.オフセットフック
5.ジグヘッドフック
(部位・名称)
・アイ:上部の輪
・シャンク:軸
・ゲイブ(ギャップ):ふところ
・ベンド:下幅
・ポイント:針先
・バーブ:返し
仕上げ
・メッキ
・フッ素コーティング
・ケイムラコーティング
(リダーやスイベルとの接続)
1.フックのアイに直結び
2.クリップやリングで接続
3.アシストフックを組む
4.フックストリングで結ぶ

フックオフ

一度針掛りした魚が外れること。バラすこと。針掛りが浅かったり「身切れ」したりである程度は運の問題があるが、フッキングが足らない事が原因する事もある。

フックカバー

フックカバーを付けたプラグ

トリプルフックに安全の為にかぶせるカバー。

フックシャープナー

針用のヤスリのこと。
なまった針を研ぐ道具。

フックストリング

タイラバやインチクなどの針を結び仕掛けを作る為の寄り糸。

フックホルダー

フックキーパーとも言う。ルアーやフックをひっかけておくために竿のバットに設けられた器具。フックホルダーに掛けて糸を巻いておけばルアーが固定されて持ち運びやすい。ゴムで設置する後付けの器具もあるが、ルアーのフックはバットガイドにひっかけておくのが無難でガイド素材のSICは非常に硬く傷つかない。

フトコロ

釣り針の下方の曲がっている内側の部分。
同:ゲイブ

船釣り(ふなづり)

船で釣ること。船釣りの形態には「仕立て」と「乗り合い」がある。「仕立て」は貸し切りの事で1日その船をレンタルする。「乗り合い」は申し込んだ人が乗り込んで釣りをする。乗り合いの場合、釣り方(ジグやタイラバ)が決まっており船長の指示に従って釣る。申し込む時にはその船が何の釣を専門にしているかを調べてから申し込む。

プラグ

元の意味は樽やパイプの栓などの木釘で、釣りでは浮力を持ったハードルアーの総称のこと。材質は木かプラスティック。大きな分類は以下。
 1.ミノー  リップ付き、潜る
 2.シャッド 大きいボディー、長いリップ、深く潜る
 3.クランク 長いリップ、ジグザグに泳ぐ
 4.ホッパー 音が出る、しぶきを上げてアピールする
 5.ペンシル 棒状でリップが無い
 6.バイブレーション 小刻みに振動して音を出す

プラクティス

直訳では「稽古」。釣りではトーナメントの事前に行う調査釣行。また、友人知人をエスコートする時に事前にその場所で実釣して調査しておく事を言う。

ブラクリ

赤色のオモリのすぐ下に針が付いている仕掛け。小刻みに底を取り誘って食わせる。主に底釣りや穴釣りの根魚に使用される。

フラシ

ヘラで使う魚をいれて生かしておく網。入れ口は開いており落とせば魚が入る様になっている。

ブランク(ス)

カーボン・グラス竿の本体の素材。竿のグリップの先から先端部分までの本体の部分で、ガイドも塗装もない状態の物を言う。竿の自作はまずブランクを手に入れ、これを塗装しガイドを付けグリップやリールシートを装着して完成する。

ブランクスルー

ロッドの本体であるブランクがグリップやバットエンドまで継ぎ目無く1本通しで出来ているロッド。

ブラスシンカー

by フジワラ
  ブラスバレットシンカー

真鍮(しんちゅう)製のオモリのこと。比重が軽いのでゆっくり沈み感度が良い。また、ガラス玉との組み合わせで音を出し魚を誘う。腐食しやすい。

フラッグシップモデル

そのメーカー製品の中で最も高性能の高品質を備えたシリーズ。例えばスピニングリールのフラッグシップやジギングロッドのフラッグシップなどという言い方をする。フラッグシップはメーカー毎カテゴリー毎に存在する。

フラッシング

仕掛けやルアーがキラキラ光ること。フラッシングの効果は大きく、多くの仕掛けやルアーに装飾されている。フラッシングパーツもあり、ホログラム系はフィルムやシールや熱転写シールで様々な商品がある。

フラッシャー

キラキラ光る繊維。ティンセルフックやサビキのフラッシング用の素材。

フラッシャーライト

夜釣りの時に自分の所在を知らせる為のライト。これを付ける事により間違ってキャストされラインを被せられたりするのを防ぐ。ウェディングでは必須アイテム。

フラットフィッシュ

ヒラメやカレーなどの平たい魚のこと。

プラヅノ

by ダイワ ミッドスティックミラー11 シングルRF

プラスティック製のイカ釣りの仕掛け。先端にカンナが付いた細長いツノ。

ブリ

青物の中でも代表的なジギングのターゲット。
ブリは出世魚で地方により呼称が変化する(cmは省略)
関東 ワカシ(40)→イナダ(50)→ワラサ(60)→ブリ(80以上)
関西 スバス(40)→ハマチ(50)→メジロ(60)→ブリ(80以上)
九州 ヤズ (40)→ ヤズ(50)→ハマチ(60)→ブリ(80以上)

振り上げ(ぶりあげ)

釣れた魚を網ですくわず竿でそのまま宙に振り上げて取り込むこと。

フリーフォール

仕掛けやルアーを自然にテンションを掛けずに落下着底させること。キャストして着水後、着底まで糸を緩めて真下に沈める。
反:テンションフォール・カーブフォール

振出竿(ふりだしざお)

竿の内側に数本が格納されていてる。
穂先から順に引き出し、伸ばして使用する。
磯竿や小継竿などがこれ。
外ガイド竿と中通し竿がある。

ブリッジ

大型船で言う船橋の事で操船を行う場所。小型船舶ではハンドル・アクセルレバーやGPS・魚探やレーダーなどがあり、通常キャビンの前方に位置している。

フリッピング

近距離キャストの時に先に手元に糸を出しておき、振り子の様にキャストする。手繰っていた分スムーズに糸が出る。足元付近の魚を狙う時のキャスト方法。

フリーリグ

ドロップシンカーとオフセットフックを使ったワームの仕掛け。チニングでよく使われる仕掛け。

ブレイク

1.ラインが切れること。
2.ボトムが一定でない事。
  主に「カケ下がり」の事を言う。

プレートシート

by 富士工業
プレートシート NS7

リールシートのプレート型。
竿にリールを取り付けるための土台となる金属パーツ。
ねじるタイプではなく爪を起こしてリールを固定する。
類:パイプシート

ブレード

スピナーベイトに付けたりメタルジグのテールに着けたりする金属板で回転してキラキラひかりフラッシング効果を出し魚を誘う。
ブレードの種類
 ・コロラドブレード(丸い)
 ・ウィーローリーフブレード(細長い)
 ・インディアナブレード(細・丸の中間) など

プレジャーボート

釣りも含めた海のレジャー用に設計され使用されるボートやヨット。漁船のチャーターの場合はこれには当たらない。

ブルーバック

黒メバルのこと。メバルは「赤メバル」「白メバル」「黒メバル」の3種あるが、黒メバルは餌付きやすく数も多いためアジングの外道としてもよく釣れる。

プロップベイト

スイッシャーとも言う。プロップ(プロペラ)が付いたプラグ。リトリーブするとプロップが回転して波動が発生しそれが魚を誘う。

フローティングベスト

落水しても浮くように装着する胴衣。現在では品質が保証されたサクラマーク付きの胴衣の装着が義務付けられている。
同:救命胴衣、ライフジャケット

フローティングペンシル

浮くペンシル。ペンシルにはリップが無く、浮力もあるのでのでリトリーブしても沈まない。キャスティングしてトップを釣る時に使用する。これに対しシンキングタイプもある。

フローティングミノー

ミノープラグの中でリトリーブを止めると浮いて来るミノーのこと。シャローレンジを狙う時に使用する。これに対しサスペンドタイプ(中立)やシンキングタイプ(沈む)がある。

フロート=浮き(ウキ)

フロートライン

by VARIVAS 磯
   フロート 150m

水面に浮く道糸のこと。磯や波止のウキ釣りで上物狙いの時に有効。

フロロカーボン

道糸・ハリス・ショックリーダーの素材。ナイロンに比べ比重が大きく硬く伸びが少ない。強度はナイロンと同等またはやや低い。ハリスやリーダーの殆どがフロロカーボン製。

フロントバランス

重心が手前(頭側)にあるメタルジグのこと。フォールの時には比重の重い方から落ちるのでフロントバランスは頭の方からフォールする。