釣り用語辞典(ア)

ルアーやジグヘッドやフックにある輪の部分。そこにリーダーを結んだりスプリットリングやスナップと結合する為の輪。また、輪(円型)になって他のパーツやラインと接続する部分の事を総して「アイ」と言う

フックの返し(バーブ)が外側に付いている針。

青イソメ・朝鮮ゴカイ・朝鮮デコとも言う。身が固いので投げても切れない。投げ釣りや底釣りの代表的なエサ。針を刺す時に噛みつかれやすいので注意が必要。

背中が青い大型回遊魚を指す。食卓ではアジ・イワシも青物と言うが、釣りではそれらはベイトと言いエサとなる。そのベイトをエサとするブリ・ヒラマサ・カツオ・マグロ・カンパチなどがルアー釣りや泳がせ釣りのターゲットとなる青物。

岩虫のこと。青イソメやゴカイに比べると大きめで、岩の中に生息する高級なエサ。昔は岩を砕いて取っていた。価格も高め。

プランクトンの大量発生によって、海が赤く濁る現象。魚介類の大量死が起こる。

エギングでターゲットにしているイカ。浅場にも生息するので、波止や地磯からも狙える。船からはティップランと言う釣法もある。春は数キロの大物が狙え、秋には型が落ちても数が狙える。

鮭のこと。北海道の方言。
秋に北海道の川に産卵のために遡上する鮭。

汎用的な言葉だが「釣り」では以下で用いる。
１．魚を誘うルアーの動き(ルアーアクション)。
２．ルアーを動かすための竿の動き(ロッドアクション)。
３．ルアー竿の硬さの表記(ロッドアクション)。
４．リールの動きリーリングアクションと言う。
付：上記２・３は同じ「ロッドアクション」だが意味は全く異なる。

１．潮が満ちている時間帯のこと。
２．潮が上がって来ている動きのこと。
３．満ち潮の流れがある状態のこと。

上げ始めて３割のところ。
この時間帯から潮が動き始め魚が釣れやすくなる。

「上げ端(は)」「上げっ鼻(ぱな)」とも言う。潮が上げに変わった最初の時間帯、つまり干潮から上げ潮になり始めた時間帯。

針のカエシのこと。
同：バーブ

水深の浅い場所。基準になる数値は無く自分の基準で浅いと場所。また、周辺の深さより浅くなっていればその部分を浅場と言う。

朝の暗いうちから明るくなるまでの時間帯。大物のヒット率が高い.

ルアーの色でアジにに似た「銀・金・茶」系の色。

大きい寄り糸(アシストライン)で繋いだ大きめの針で、ジグの上部のスイベルに付ける。完成品の製品があるが自作も可能。アシストラインとフックは接着剤やセキ糸で結束する。

アシストフックを結束する寄り糸。アシストラインとフックの接合にはニードルやボビンと言う道具が必要となる。接着にはセキ糸や接着剤を使う。

魚の大きさを表す呼称。手の平より大きく２５ｃｍ程を超えないぐらいのサイズのこと。グレ(クロ・メジナ)でよく使う言葉。
例：足の裏クロ

ルアーでアジを釣ること。ワームのほか小さなプラグやジグを使う場合もある。仕掛けが細めなのでロッドやリールもバランスの取れたものが望ましい。アクションも小さなトゥイッチやスローダウンといった繊細さが必要な反面３０ｃｍ以上の大型が食って来る事もあるので侮れない。

アジャストする能力。その時の状況に合わせて調整し魚が釣れる状態に近づけて行く能力。数の差はあるが釣れる時は誰でも釣る。誰も釣れない食い渋る時に結果を出すアングラーがいる。それは決して運ではなく緻密なストラテジーと試行錯誤のアジャストの結果で名人の域と言って良い。アジャスタビリティーの向上は釣り人の目標といえる。

その時の状況に合わせて調整し魚が釣れる状態に近づけて行くこと。具体的には、タックルを変えたり、仕掛けを変更したり、ルアーのローテーションをしたり、ルアーアクションを変えたりして、バイトに結び付けること。

魚が食った反応。ウキ・竿・リールなどに伝わってくる動き。

フカセ釣りでアタリを取る為に付けるウキ。飛ばしウキの先にゴム管で固定する。

「当たり潮」とも言う。自分が釣っている場所に向かって押してくる潮(流れ)。波止でも足元によって来る流れは「当て潮」。ウキ釣りもルアー釣りも投げても手前に戻るのでスラッグが出やすくそのぶん糸を張る必要があり結果釣る時間が短くなり釣りにくい。

テトラの隙間や岩の間に手釣りや短い竿で脈釣りをすること。一般的には根魚狙いだが、時には大物が来ることもあるので仕掛けは大きめの１本針。魚が掛かった時は走らせずにゴボウ抜きする。

ルアーにアクションを付けて誘いをかけること。不自然なダート(横に移動する動き)で弱った魚を演出したり、回るような動きで逃げ惑う魚を演出したり、胴を回転させ弱った魚を演出するなどのルアーアクションでアピールする。

ルアーの色で、自然系(本来の魚や虫の色)ではなくターゲットにアピールする様な色彩が派手な色のこと。グローやケイムラもこれに入る。
反：ナチュラルカラー

１．ルアー選択・キャスト・アクションとバイトに繋げる行程。
２．船で(ナブラなどの)ポイントに近づいて行くこと。

鯛とは別種の魚。ピンク色で細長い鯛。基本は餌での底釣りだが、ジギングやタイラバで釣れる事もある。料亭では鱗を付けたまま調理する事もあり味が良く釣れたら嬉しい高級魚。

アミエビとも言われる。ツノナシオキアミのこと。主に撒き餌に用いる赤色のプランクトン。冷凍保存されていて釣りの直前に解凍して使う。強い匂いが魚を誘う。

波しぶきが上がっている厳しい状態の磯。非常に危険でウェダーシューズ・ウェダースーツなしでは近づけないがサラシを好むヒラスズキの恰好のポイント。立ち込んで移動しながら狙う釣り師もいる。

乗っ込み(産卵期)や落ち(秋口に魚が深場へ移動する)時などに多く、魚の活性が上がり盛んに餌を食いだすこと。

３点でしっかり支えるのでパワー系のロッドにに使われる事が多いガイド。スピニング、ベイトどちらのロッドにも搭載が可能。

アタリが出た時に竿を大きく煽ったりリールを巻いたりしてハリを魚の口に掛けること。

合わせた時、勢いのあまり糸が切れること。魚が大きい時には切れやすい。

船の碇(いかり)のこと。

船でウキ釣りをする時にアンカー側に吹く風。潮が緩いとウキが風に押されてアンカー側(逆向き)に流れてしまうので仕掛けがポイントに近づかず釣りにならない事が多い。

アンカンーを入れる事。船からの「ウキ流し」や「吹き流し」ではアンカーリングが必要。この時ロープは水深の３倍。またアンカーリングしても船は風の影響で尻を振るので安定させるためスパンカー(船尾帆)を用いる。
同：投錨(とうびょう)

水面直下にあり海上からは目視できない危険な岩。航行時に注意が必要だが暗岩の周辺はポイントになる事が多く、届けばキャストしたい場所。

釣り人のこと。

行燈(あんどん)の様な形をしていて横扉で下部がオモリになっているか、オモリを繋いで使用するアミカゴ。