釣り用語辞典(サ)

         
            
           
            
           

再現性

同じ釣り方をして複数尾を釣ること。1尾目が釣れたら同じような釣り方をして2尾目・3尾目を釣る事は作戦や釣り方が正しいと言う事になり、まぐれではない事の証明となる。アジングなど数を釣る釣りでは再現性が重要視される。

サイドキャスト

キャストの方法の一つ。竿を横から振ってキャストする。

サイトフィシング

見えている魚を釣ること。アジ・メバル・イカは見て釣る事も多いが、透明度が高いと魚の警戒心を誘い意外と見切られやすい。ラインを落としたりルアーをチェンジしたりアクションを変えたりのアジャストが必要となる。

鞘巻(さいまき)

小型の車エビで高級な生き餌。テンヤ針やセイゴ針に口を掛け生きたまま泳がせる。オールマイティーなエサでマダイスズキ釣りによく使われる。価格が高いのが難点。 

サイレント

サイレントルアー(音の出なルアー)のこと。ルアーの中に仕込まれた金属球のラトルがなく水切り音も出ないルアー。

竿

ベイト竿
スピニング竿

エサ釣り竿」は和竿が基本となっており、「ルアー釣り竿」は外来の規格が基本になっている。双方様々な専用竿(ロッド)があるが、それぞれのシリーズの中にベイト竿スピニング竿がありガイドなどの基本構造が異なる。竿の要素は「長さ」「強さ(硬さ)」「曲がり調子」の3つで「エサ釣り竿」と「ルアー竿」とでは表記が異なる。
(エサ釣り竿)
1.長さ:メートル
2.強さ:オモ負荷(〇
3.調子:胴・七三・先
(ルアー竿)
1.長さ:フィート(m表記もある)
2.強さ:アクション(ヘビー・ミディアム・ライト)
3.調子:テーパー(ファスト・レギュラー・スロー)
4.適正ルアーウェイト:グラム
「長さ」はm表記があるので容易に把握できる。「強さ」はシリーズ固有の強さがあるが強くなるほど径が太く重たくなる。「調子」は一定規格が無いので実際に手に取って確認する事が望ましい。規格の表記はメーカーやシリーズごとに異なるので都度確認が必要。またルアー竿には適正ルアーウェイトの表記が有り使用するルアーの目安となる。

竿一本(さおいっぽん)

ウキ下の調整(棚取り)の時に用いる単位。竿1本分の長さ(約5m)を単位にして表現する。
例:ウキ下は竿1本半 

竿受け

竿を置くための道具。直に置くと竿やリールに傷が入るので置き竿をする時に使用する。

竿頭(さおがしら)

釣り船の中で、釣った数が一番多かった人の事を言う。釣果の状況で表示される「○○~○○」の右側に当たる数を釣った人のこと。
例:竿頭は5枚、スソは1枚

竿先(さおさき)

竿の先端部。
同:穂先、ティップ

竿さばき

釣る時の竿の使い方。キャストアワセヤリ取りなどの総合的なの竿の使い方。
例:竿サバキがうまい

竿尻(さおじり)

竿の一番下の端の部分。

竿立て(さおたて)

1.クーラーやタックルボックスの横に付いている竿を立てかけておくためのホルダー。2.自宅で竿を立てて置くための道具(家具)。

先糸(さきいと)

投げ釣り道糸仕掛の間に入れる糸。キャスト時のライン切れ防止と仕掛けのもつれ防止の目的があり、勢いよく投げても切れないナイロンロロカーボンの糸を竿の長さに応じて用いる。テーパーライン(チカラ糸)というテーパーがかかったラインもある。

先調子

竿の先の方が曲がる竿の調子
ルアー竿では以下が先調子。
・ExtraFast(エクストラファスト)
・Fast(ファスト)
類:7-3調子、胴調子

探る

色んな場所で撒き餌を撒いたりルアーキャストしたりの実釣をしてポイントを探すこと。
関:ランガン

探り釣り

ケーソンの際を竿の直下に軽いオモリを付けてを探りながら歩いて(主にチヌを)釣ること。その他、探る為に釣ること。
同:落し込み

下げ潮・さげ

・満潮から干潮までの時間帯
・満潮から干潮までの潮位差によって生じる潮の流れ。
 普通数時間遅れて発生する。
 

下げ三分(さげさんぶ)

下げ始めて3割のところ。
この時間帯から潮が動き始め魚が釣れやすくなる。

下げハナ

「下げ端(は)」「下げっ鼻(ぱな)」とも言う。潮が下げに変わった最初の時間帯、つまり満潮から下げ潮になり始めた時間帯。下げ潮の始まり。

雑魚

ターゲットではない小魚のこと。フグ・カワハギ・スズメダイ・ベラ・アジゴ・ゴンズイ などがその代表。釣りをする上で雑魚をどうやってかわすかは重要なポイント。ダンゴでエサを保護したり「撒き餌」でコントロールしたり、エサ釣りからルアー釣りに変更したりして雑魚との闘いを制する事がターゲットの獲得に繋がる。

刺しエサ

ハリに付けるエサの事。現在使われている「刺しエサ」は、ウキ釣りでは殆どオキアミ投げ釣りゴカイ青虫泳がせはアジゴやいわし・テンヤ釣りは生きエビ・石鯛はサザエや赤貝・カワハギはアサリ貝・根魚はイカや魚の切り身 などが一般的。
同義語:付け餌

サスペンド

by amazon バリバス VARIVAS磯 サスペンド 150m

本来は一時停止の意味。釣りでは水中にとどまっている事。
1.サスペンドタイプの浮力0のライン。 
2.ルアーを静止させた時、浮き沈みしないこと。
3.サスペンドさせる事が出来る浮力0のルアー。    

誘い

餌やルアーを動かし魚に追従させ興奮させ食わせるテクニック。

誘い出し

ナブラが出ていない時でもトップウォータープラグキャストし、水面をパチャパチャとざわつかせが下から誘い出すこと。

サナギ

by amazon マルキュー 生さなぎソフト

カイコのサナギのことでチヌ釣用の餌として撒き餌や付け餌で使う。匂いが強い事に併せオキアミに比べ他の雑魚エサ取りに食われにくいという利点がある。

サーフ

1.砂浜のこと。
2.砂浜で行う投げ釣りのこと。

サーフェス

水面のこと。
サブサーフェスは水面直下。

サーフェスプラグ

水面を泳ぐプラグ(トップウォータープラグ)のこと。フローティングペンシルホッパーがこれに該当する。

サーべリング

ジギングで太刀魚を釣ること。

サビキ

枝状に擬似バリをいくつも付けた仕掛。下カゴにアミを入れてサビキでアジや小魚を釣るのが初心者向きの入門釣り。しかしいちがいに小物と侮れず掛かった小魚をそのまま泳がせておくと大物が食らい付く事がある。鼻から大物を狙った落とし込み釣りでは大物が掛かっても切れない専用のサビキを使い、上でイワシを掛けて下で青物やヒラメを狙って釣る。

サビく

小刻みまたはゆっくり引っ張る動作。
仕掛けを小刻みまたはゆっくり動かして魚を誘うこと。

サブサーフェス

水面直下のこと

座布団

ヒラメ・カレーに対して使う大物の比喩形容。
例:座布団ヒラメ

サミング

リールのスプールを指で押えて糸の出るスピードを調整する事。

サラシ

にあたる波が砕けて泡立ち周辺が白くなっている状態や場所。

サルカン

糸と糸を繋ぐ金具。多くは道糸ハリスを結合するのに使用される。もともとは「寄り戻し」と言われ回転する事による出る「寄れ」を取る事が目的のパーツ。「三又サルカン」は枝バリを出す時に使用する。 ルアー釣りの場合は回転が激しいのでベアリングスイベルを使った方が「寄れ」が出にくい。
同:スイベル・寄り戻し

三角波

風向きと潮流の方向が逆の時や潮と潮がぶつかり合う場所で発生する先がとがった三角形の大波。危険。

三段引き(さんだんびき)

前アタリが数回あって本アタリが出ること。3回とは限らないがこのようなアタリを三段引きという。チヌ釣では典型的なアタリ。

サンバソウ

石鯛の幼魚。30cm位まではサンバソウと呼ばれる。